行けたら行く

関西人が苦手なのに関西9年目になってしまった人のブログです

社会はよくなってる

会社のえらい女性とお話する機会があって

泣きそうになったので、忘れないように書いておこう

 

その方は、うちの大阪本社の「女性初」を何個もくぐってきた人で

社内にファンもたくさんいる人

 

でも、定年前で、まあ外から見ると降格っちゃ降格だし

まあ丸くおさめたねって言えば丸くおさめたような

肩書になることになりました

 

そんなにバリバリ出世したいの!

というタイプでもないので、本人はこれで良かったみたいだけど

 

これまで、

幹部ラインにのる女性のロールモデルとして生きていくのに

とても苦労していたそうだ

 

そらそうだよな

 

うちの会社って

えらくなるためのラインが決まっているので

そこから外れないように、なめられないようにって

どんどん「できない」「わからない」って言えなくなっていくんだと思う

 

だけど、この女性は、会議でも「わからない」って結構言ってて

私はそこがすごい好きだな~って思ってた

 

わからないものを、わかるように伝えるのが仕事なのに

わからない、って言えないなんて

職務放棄なんだけど、インテリ集団を前にすると何もいえねーとなるんだよな、それもわかる

 

 

はーーーーー

 

そんななかで、「わからない」っていうの本当勇気いると思うんだよなー

ただでさえ「女性でゲタはかせてもらってる」とかいうおっさんばっかのなかに

いるわけで

 

今、私がぬくぬく働けるのも

先人の女性たちが戦ってきてくれた涙の歴史があるからなんだよな~

 

ありがたいことだ

 

私はすぐ後輩に嫉妬してしまうので

(私の時代はこんなのなかった!みたいな)

私こそ、先人の女性たちにしてみたらよっぽどうらやましい働き方をさせてもらえているんだよなあ

 

あまりにゆっくりの変化すぎて

気づかないけど、

社会はよくなっている。先人のひとたちのおかげで。って思った。