仕事は楽しんでいいんだよ
入社2年目。忘れられない出来事がある。
突然、上司に
「お前は仕事が楽しいか?」と聞かれた。
「あ、楽しいです!」と答えたら「それはお前が仕事を舐めているからだ。仕事が楽しいわけない」と怒られた。
そうなのか。
この時の上司への質問の答えは「楽しくないです。大変です。でも頑張ります、だったんだなあ」と思ったのを覚えている。
まあこれがベースにあったせいで、「耐え難きを耐え、しのび難きをしのぶ」会社員生活だった。
大体が楽しくなかったし、苦痛だったし、これが何になるんだろう、と日々思っていた。だけど、そんなもんだと思ってた。
だから、たまに楽しそうに仕事をする後輩を見てると「仕事なめとんのか」と思ったり「楽しいことばっかりじゃないからね」って釘を刺したりしていた。
今年、入社10年目。
初めて希望部署への異動がかなって、毎日超楽しい。
やりたい仕事を中心に、そのための雑用、という感じ。
昔の私ならいうだろう。「お前仕事なめとんのか」「仕事はそんなもんじゃない」
でも、今の上司はいう。
「楽しいことを仕事にしたほうが、良いパフォーマンスができる。やりたくないことや苦手なことをやっても、平均点しかとれない。それならやらなくていい」。
ありえないでしょ。
やりたいことで、お金ももらうなんてあるんですか。
あるんです。あるんだよ。
好きなことだけしていいんだよ。
これって、2018年なら当たり前なのかもしれないけど
ずっと昭和の時代にいた私にはありえない価値観だった。(もう平成も終わるというのに!)だから後輩にも苦しい仕事を要求したし。
私はもうやりたい仕事しかしないし、後輩にも、同じようにやりたいことだけやらせてあげよう。